前回の記事を読んでいただいた皆さん、ありがとうございます。
5年間のブラック企業での体験談を書きましたが、実はまだまだ他にもあるのが現状です・・・
前回の記事は以下になります
前回の記事でドン引きな方も結構多いかなと思うのですが・・・
今回はその続き退職までを書いてみたいと思います。
なお、この続きの3通目の記事は以下となります
2022/10/20追記
この記事で紹介している会社は現在ハローワークの求人に掲載されています。
ハローワークの求人にはこういった会社も存在するので注意です。
転職決意から実際の転職まで
会社の異常さに気付き転職を決意
前回の記事にも書きましたが会社内部の異常さは相当なものでした。
ネットの求人情報、ハローワーク、知人の求人など情報を転職に向けて集めて
無事に内定を頂くことが出来ました。
自分の場合、転職先の内定を貰うまでは行動をしてから1か月程でした。
これであとはこのブラック企業とお別れするだけ・・・なんですが
ブラックな会社のヤバさはここからもさらにありました。
上司に退職の話をするももみ消しに合う
自分の上司に退職の話をして、その時点では退職に向けて話がむかうはずでした。
ですが、1週間後ほどに状況を聞いてみると。
自分「退職手続きって今どんな感じですか?」
上司「は?お前の退職の話なんか聞いてないぞ?変な事言わんと仕事しろよ」
自分「・・・・・」
この時は本当に意味が分かりませんでしたし、頭の中が?????って感じしか無かったです。
ポンコツ上司と話してもどうにもならないので、直接人事部と話し合い
そこでようやく退職の話が進み、自分の退職日時も決まりました。
ここだけでも結構やばいのですが、ここからもさらにヤバいのがブラック企業です。
退職すらまともに話が進まない会社・・・マジで怖い
退職の情報を聞いた上司、さらには異動前の部署の上司から暴言殺到
自分としてはあとは退職までのんびり過ごすはずでした。
自分としては退職時の有給消化がこの会社で取得出来た初の有給
退職することについて、異動前の方などLINEで挨拶をしました。
すると返ってきた内容はこんな感じです
- 上司A「この裏切者が。本当はお前の事なんかどうでもいいんだよ。嫌でも面倒見てあげてたんだよ。」
- 上司B「俺の元から離れる事を後悔しろ」
- 上司C「辞める人間の人生なんかどうでもいい、どうにでもなってろ」
- 上司D「裏切者なんかみにくく生きろ」
- 上司E「お前辞めたらこの仕事どうすんの?誰がやると思ってるんだよ」
- 上司F「お前だけいい所行きやがって」
- 上司G「俺も他の会社行けるんならさっさと辞めて他に行くわ」
- 上司H「この前の俺の仕事のミスお前がやったことにしておくから。会社辞める裏切りもんなんだから最後くらい役に立て」
退職の挨拶して普通って「そうかぁ、○年間お疲れ様」みたいなの来ると思ってたんですが、
そんな感じの返答は1通も無かったです。
この記事を読んで下さっている皆さん、よほどの事が無い限り退職者は快く見送りましょう。
何でこんな言葉言うんだろ?ってその時は不思議でしかありませんでした。
ブラック企業で思ったことは
転職者=裏切者
と言う感じのようで、脱走した犯罪者のような扱いを受けます。
退職後になった今だから思う事もあり、「他の会社に行ける事への嫉妬」から来ていると思いました。
この感じの社風の会社なので、「仕事が出来る」と言う感じの方は1割も居なかったです。
勤続5年で辞めた自分ですが、勤続30年とかの管理職の方に注意してたレベルでした。
それくらいの感じの人しか残ってないという事です。
ちなみに業務の引継ぎ系のものは問題なくマニュアルに残してありましたが
それを見て出来る人すら全然居ない程・・・
大人ってこんな感じの人しか居ないんだーって世の中に呆れた瞬間でもありました。
社内にどんな感じの人が残ってたらこんな事なるの?
上記で少し触れましたが、仕事出来ないと思う方がとても多かったです。
さらには人としてどうなの?って人も多かったです。
具体例を挙げてみたいと思います。
- 休日に友達と遊ぶことをなぜか否定してくる※休日に暇だからと言って急に上司から電話が来る。出なかったら次の出勤の日に「友達と遊ぶのと俺と電話で話すのどっち大事なんだよ?」と意味不明過ぎる事で怒られる
- 業務時間中にお酒を飲み、酒気帯び状態で仕事している人が居た。※上層部に報告しても何も動かず・・・最終的にその方は社内で大事故に遭い、片腕が捥げてしまう大惨事に・・・それまで会社側は全く動かず注意すらもされてませんでした。その人の捥げた腕はもう戻る事は無く生涯無いままとなっています。
- 残業中にポケモンgoで遊んでいる職場のトップ。ポケモンgoで遊んでいる時間を残業として付けていた。
- 出勤して仕事しているのに勤務表では休み(実際に出勤日でも勤務表には有給となっていたりなどありました。)
- 勤務表へのいたずら(自分が在籍してた頃はタイムカードが存在せず、全て手入力だったのでいたずらでも書き換え可能)
- 作業する際に免許などが必要なのに、軽い気持ちで無免許での作業。
- パワハラに肯定的、なんなら加害者を助長する会社上層部。
- ハラスメントなど発生した場合に、加害者側へは注意など何も無く、被害に遭い報告した人が怒られもみ消される謎の構造。※この関係から退職が多発してました。
- 退職者続出している中、会社内部に全く問題が無いと思っているほぼ全員の社員。※自分がいた時でも毎年10人以上は退職し「これ以上辞めたら困る」と言いながら、社内には問題は無く「退職者が根性無しだった」で片づけられていました。
まだまだあるんですが、一部をここに記載してみました。
今思うとどれもまぁまぁヤバいですね
この会社上層部から聞いた言葉で・・・
上層部「従業員の働きやすい環境なんかどうでもいい。」
この言葉はこの会社でないと聞けない言葉だと思いました。※恐らく10年後には倒産してておかしくない会社だと思います。
こんな感じの人達の元での5年間はムダでしか無かったな・・
マジで時間のムダだった
ブラック企業を抜け出すために重要な事は「客観性」
もしかすると、今この記事を読んでいる方にもブラックな職場で働いている方も居られるかもしれません。
ブラックな会社を抜け出すために重要と思ったことは「客観性」です
お恥ずかしながら、自分は辞める直前までこの会社がブラックと言う自覚がありませんでした。
※有給も使えない、サビ残だらけ、給料は下がっていくというのが社会の普通と思ってました。1社目と言う事もあり、判断基準と言うのが無く、これが当たり前と思ってしまったからです。
なのでブラックな会社を抜け出す際に重要なのは
今居る会社がブラックだという事を自覚する
という事がとても重要で、一番難しい事でもあったりします。
ブラック企業は宗教団体に近いものがあり、会社外の人間関係を嫌う傾向にあると思います。
よく「ブラック企業は洗脳にかける」という言葉を聞くのですが、「社外の人間関係を持つ事でブラックと気づかれるのを嫌がる」というのが自分で感じ取った事です。
その客観性を身に付けるためにどうすべきなのかと言う事ですが
- 会社外の人間関係を作る
- 本やYouTubeで様々な価値観を知る
と言ったことが有効かと思います
自分の場合学生時代の友達やゲーセンでの知り合いなど色々な話を聞き
「この会社はおかしい」と気づくことが出来ました。
学生時代からの友達やゲーセンでつながる事が出来た人間関係
本当に感謝してもしきれないくらいです。
気付くのがあと1年遅ければ・・もっと自分の身体とメンタルを痛めつけてたかもしれません。
会社外のコミュニティとなると少し難しいと言う方も居られるかもしれません。
そういった方は本やYouTube等での情報から色んな価値観を知る事で
客観性は身に付いていくと思います。
自分と仲良くしてくれてるみんなに感謝!
ブラック企業を辞める際には着信拒否を活用せよ
ブラック環境な職場の場合、退職者をストレスのはけ口として使う上司は山ほど居ます。
その時に有効なのは「着信拒否」です
退職する際に必要な人事部系以外の方とは挨拶も不要で絶縁してしまい、
連絡も絶つ事がとても大事なのかなと思いました。
自分の場合それをしていないが為に、暴言の嵐でした。※暴言だけの電話をしてくる心無い上司がたくさんおられました。
自分の場合は、着信拒否を使っていれば嫌な言葉は貰う事は無かったです。
また、退職代行のサービスを使うのも1つの手段だと思います。
ただ自分の場合は・・・・
一番ヤバいやつは会社の書類から自分の住所を探し、家を特定してきた人すら居ました。
こうなると着信拒否も効果が無く・・・恐らく退職代行も効果は無かったように思います。
しかもストーカーのように家の周りをうろつくという・・・
本当に気持ち悪かったです。
もしかすると警察案件だったのかな?って今思います。
急にLINEで「今家に車あるみたいやけど、家の中に居るの?」
って来たり・・・(お前は友達か?って感じですよねw)
ブラック度数が高過ぎる+昭和気質な会社だと退職代行も効果は薄いかもしれません。
ブラック企業は友達が少ない人が多く、会社内の人に依存しやすい粘着質な人が多い印象です。
実際にブラック企業を出て思う事
退職者に嫌われる会社は思った以上にまずい
自分含め退職者に嫌われるような会社の情報は確実に広がると思います。
誰だって嫌な思いして辞めた会社の愚痴はすると思います。
今の情報化社会のこの時代において、社内の情報が広がるというのは
そんなに変な話でも無く、よくある事でないかと思います。
「〇〇って会社ヤバいらしいね」って感じの雑談って普通にありますよね?
ネガティブな噂話はかなり広がりやすく、元々入りたいと思ってた学生さんなどにも
情報が入ってしまうケースも全然あり得ます。
誰でも一回くらいは「〇〇って会社はヤバいらしい」
みたいな話やツイートって見たこと無いですか?
会社に残っている人は案外同じレベルの人しか居ない
これは会社を出て思ったことですが、会社内に残っている人のレベルは結構似てるのかなと思いました。
個人の勝手な印象ですが
レベルの低い会社にはレベルの低い人間、社員が残っている傾向があり
レベルの高い会社ではレベルの高い人間、社員が残っている
という感じです。
学校とかであるかと思いますが、
まじめな感じの人の周りにはまじめな人が集まる、染まっていく
不良気質な人の周りには不良気質な人が集まる、染まっていく
と言う感じの事を見た事ある人が多いのではと思います。
会社というのはこれにかなり近いものがあると思いました。
人間同士、近くにいる人の影響をかなり受けやすいのかなって思っています。
元々レベルが高くても、レベルの低い人間の近くに居続けた場合、その影響を受ける可能性は大きいと思いますし、
元々レベルが低くても、レベルの高い人間の近くに居続けた場合、その影響を受ける可能性は大きいと思います。
全くモテたこと無いからモテる人の人の近くに行けば
モテれるようになれるかなぁ・・・
自分に合う仕事をする、合う会社に居る事はとても大事
労働時間が8時間だったとして、好きな仕事をしても嫌いな仕事をしても
同じように8時間と言う時間を消費します。
嫌いな仕事で8時間使うと、めっちゃくちゃストレスが溜まってしまいます。
ストレスが溜まるだけならまだ良いかもですが、そのうち体に異変として出てくるかと思います。
好きな仕事を8時間してもほぼほぼストレスは溜まらないです。
このストレスの面だけで見ても良い結果がありますし、
ストレス発散からお金の消費なども影響があると思います。
一度きりの人生、少しでも良い方向に向かって行けるような時間の使い方をしたいですね。
今思うとなんであの仕事続けれたんだろう・・
向いてない仕事は出来る人にバトンタッチ
心は一度壊れると中々戻らない
ブラック企業では暴言や人間としてどうなのか?という言葉をかなり浴びせられました。
正直今でもトラウマとして残っているものもあります。
ここで1つエピソードの紹介になりますが、上司からイッキ飲みを煽られた方が居られました。
なんとその量は日本酒の一升瓶です。
普通ってコップとかグラス一杯とかじゃないですか?
一升瓶そのままイッキして下手すると死ぬと思いませんか?
実際にその方はそれを飲んですぐに吐きましたが、命に別状はありませんでした。
その瞬間は本当に恐怖を感じましたし、目に焼き付いてしまいました。
自分はその光景を見た時から、お酒の入ったグラスを持とうとしても手に力が入りません。
持つ事が出来ても口に持っていく事が出来ない、やっと上手くいって飲もうとしても体が拒否してしまう感覚です。
この状態になって数年経過していますが、今も続いています。
一例ではありますが、一度傷ついた心は簡単に戻る事は無いです。
心が壊れる前に異変を察知して、心を大事にするのは本当に大事な事だと思います。
そのための手段として「転職」というのはとても大事になってくると思います。
心は目に見えないから自分で察知することが本当に大事
あなた1人が辞めても会社はまわる
たまーに責任感が強い人は
「俺が居ないとこの仕事は・・」「自分が辞めたらみんなに迷惑が掛かる・・」
みたいな事考えている印象ですが、あなた1人が辞めても会社は問題無くまわります。
これは読者の方を悪く言っているつもりは一切ありません。
その会社に居て良いと思うのであれば、そのまま働き続けると良いと思いますが、
嫌な思いして無理してまで働き続ける必要は無いという事です。
ここでブラック企業では・・・
「お前辞めたら人員どうすんだよ?新しい人間呼んで来いよ」
とか言ってきますが、欠員が出た際の人員の補充は会社側の業務です。
辞める人間は一切しなくてよい&悪く無いです。
※そもそもこんな事言ってくる会社は辞めて正解です。
辞める事すらまともに出来ない会社はブラック
そんな会社はさっさと縁切り安定です
転職を後押ししてくれた1冊の本
自分は周りからの友達の意見を聞きながらも実際に最初の転職となると結構勇気がいるものです。
そんな中「転職はした方がいいと思うけど、本当に大丈夫か・・?」となったときに
1冊の本を読んで転職に踏み切りました。
その本は以下になります
もし転職で迷っておられる方は、是非手に取って読んでみて下さい。
個人的にかなりオススメの1冊なので是非!
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